寺子屋MTG

マジック:ザ・ギャザリングのカードで豆知識得ちゃおうという、ただネタが書きたいだけのブログです

やっぱり猫が好き

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九つの命


基本セット2021のカードです。んなこた皆さん知ってるでしょ。

真ん中にいるのはイエネコ(家猫、Felis silvestris catus)。肉食目ネコ科ネコ目に分類される愛玩動物。イラストの猫は日本で言うところのキジトラでしょうか。英語で言うとブラウン・マッカレル・タビー(Brown Mackerel Tabby)っていうらしい。


イエネコの後ろに浮かんでいる8体は歴代のネコキャラクター。

  • 黄金のたてがみのジャザル/Jazal Goldmane
  • コイルの破壊者、マリーシ/Marisi, Breaker of the Coil
  • 孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguard 
  • 世界の咆哮、アラーボ/Arahbo, Roar of the World
  • ネコルーの女王、ワシトラ/Wasitora, Nekoru Queen 
  • エフラヴァのジェディット・オジャネン/Jedit Ojanen of Efrava
  • ウェザーライトの決闘者、ミリー/Mirri, Weatherlight Duelist 
  • 王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent

 

毎回思うんですが、マリーシ顎長くないか…?
シャクレルプラネットを彷彿とさせるんですけど。
あと、アジャニがいないのはなんでだろう?やっぱりプレインズウォーカーだから?

 

さておき、なんで「九つの命」なのかという話。
猫なら「100の命」でもいいじゃんとか思いません?(101回生きた猫っていう絵本もあるし)

調べてみたら、英語の諺に

「A cat has nine lives(猫は9つの命を持つ/猫に九生あり)」

っていうのがありました。猫はなかなか死なないとか、しぶとい、とか。そういう意味ですね。
この諺の正確な起源は分かりません。ただ、16世紀イギリスの小説家ウィリアム・ボードウィンが書いた「猫にご用心(Beware The Cat)」と言う小説に
「a witch to take her cat's body nine times(魔女はその猫の体を九回使うことを許される)」
と言う一説がありました。
ウィリアム・ボードウィンの「猫にご用心(Beware The Cat)」はイギリス初の小説であり、猫の王の葬儀に関するアイルランドの伝承を現在の形にまとめた最初の作品とも言われています。

「猫の神話」という本にまとまってますので、興味がありましたらぜひ。
魔女の使い魔「グレマルキン(グリマルキン)」も出てきます。これ、グレマルキンが出てくる最初の小説でもあるのね。

 

シェイクスピアロミオとジュリエットにも
「猫王どの、9つあるというおぬしの命がたったひとつだけ所望したいが(Mer.Good King of Cats, nothing but one of your nine lives)」
と言うセリフがあります。ジュリエットの従兄弟ティボルトとロミオの友人マーキューシオがもめ事を起こしたときに、マーキューシオが言った言葉です。(しぶといお前をちょっと懲らしめてやるだけだ、と言いつつ殺意をちらつかせるみたいなかんじ)

 

猫って人間の生活に入り込んでますからね…。犬もですけど。
日本でも弥生時代くらいから猫が飼われていたようです。(ずーっと平安くらいからって思われていたんですが、長崎県の離島にある遺跡から家畜化されたと思われる猫の骨が見つかり、調査の結果、紀元前2世紀頃にはねずみ取り用の家畜として猫が飼われていたことが分かりました。2019年のことです

 

九つの命を使ったデッキもいろいろあります。
「九つの命」を「役割交代」で相手に渡し、「精霊龍、ウギン」や「次元の浄化」で戦場から離れさせることで相手を敗北させるデッキ。
「九つの命」をひたすらコピーして残機を増やしまくるデッキとか…。

 

犬猫に限らず動物大好きなので…九つの命使ったデッキを組みたいんですけど。
何度M21のパック買っても自引きできないんですけど?????
そんなに高くないカードだからシングルで買っちゃおうかなぁ…とか考えてます。

買うべきか、買わざるべきか、それが問題だ…

 

自引きすりゃーいいんだよ!知ってるよ!